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株式会社ハーティホームズは、平成30年4月1日「ミタスカンパニー株式会社」に社名変更しました。

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゠建物の坪単価って意味があるの゠

先日(土曜日)の新聞折り込みチラシを見ましたら、土地か建物に関するものが23枚ありました。一時期減っていたのですが、また増えてきたようです。
その中で、建物の坪単価を記載したものが、6件ありました。ハウスメーカーから地域工務店、不動産主体の会社まで様々です。表記している坪単価は、21.04万円から55.2万円までと幅広く、高い会社と安い会社の差は2倍以上です。

一番安いのは、分譲住宅を手広く手がけているA社。一番高いのは、不動産主体の建築会社で、地場では信頼されている評判の良い会社です。なぜ、こんなに差が出てくるのか。

ここで坪単価の実態をはっきりさせておきましょう。

よく使われますが、建築業界で坪単価の内訳が統一されているわけではありません。早い話が何の基準もなく、各社が勝手に表記しているだけなのです。考えてみれば、土地の坪単価は納得できても建物を坪単価で表す理由は見当たりません。

本体価格だけ(様々なオプションや設備・各種工事経費などの別途費用は含まない)を坪数で割って表示しても、何も問題ありません。
さらにその上、本体価格さえもハイクラスのグレードから、価格競合になった場合のコストダウン商品まで、いろいろあるのです。

坪単価を目安に一番安いメーカーを選んだが、設計の段階に入ると、坪単価に含まれない部分が次々と出てきて、結局高いものについてしまった。などという話はたくさん聞きます。

まったく実体のない坪単価。

実例をご紹介します。当社の建物見学会を見ていただいた、隣家に住まわれる奥様から伺ったお話です。

先月入居された新居は、坪単価24.○万円を謳い文句にしている、中堅地域工務店の建物です。
安さが魅力だったのですが、話を進めていくと、その24万円台後半の建物はお薦めできないと、営業マンに言われたそうです。
なぜなら、様々な仕様が坪単価には含まれていず、オプションをプラスしていくとかなり割高になる。建物本体も満足できるようなものではないし、それよりこちらの商品の方が結果的にはお得ですよ。と言われた別グレードの建物が、現在の家だとのことです。36坪で、2000万円程でした。

その業者に決める前に相談したのは、全国展開しているハウスメーカーでした。こちらもやはり、24万円台の坪単価を謳っていました。
1回目の打ち合わせで、規格の仕様を少しだけ変更したところ、坪24万円台の建物のはずが、本体価格だけで1600万円になると言われたそうです。32坪のプランです。もちろんお断りしたそうですが、一体坪単価って何なんでしょう。

坪単価という言葉自体は昔からあるようです。
昔の日本家屋(町家、普通の人の家ですね)は、当然のことながら食器洗浄乾燥機もなければ、おしゃれなシステムキッチンもありません。床暖房もないし、外だの内だのの断熱工法とも無縁です。仕様が変わるとしたら、屋根材が瓦葺きかトタン屋根かくらいの違いです。
材料や工法はそんなに差はありませんから、特に銘木などを使わない普通の家は、坪単価で大体の予算が分かりました。

今は全く事情が違います。外観デザインから、各種設備に限らず、多種多様な機能が本当に多彩です。施主様のご要望も、十人十色どころか千差万別です。

それなのに、昔ながらの坪単価を使うのはおかしな話です。業者側の都合、見せかけの安い値段で客を引きつけるためにすぎないと言わざるを得ません。

安すぎる坪単価は気をつけましょう! 坪単価は注文住宅価格の目安になりません。

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