機能や外観デザインが気に入った? それはハウスメーカーの広告からの印象ではありませんか。別な角度からの見方があるかもしれません。(坪単価30万円の一例)
TVで紹介していた、中堅工務店の格安ローコスト住宅が気になる? その価格で、本当に家が建ちますか。建物本体価格だけでは住める家になりません。(ハウスメーカーでの一例)
※ハーティホームズは、注文住宅の価格にもセカンドオピニオンが必要と考えます。注文住宅は設計だけでなく、価格も含めてコンサルティングが必要だからです。広告で強調する価格だけで注文住宅は建ちません。
注文住宅は本来、敷地の条件やご家族の生活スタイル等を考えて、ゼロから作るオーダーメイドです。お客様の数だけ仕様があるといえます。仕様が異なれば当然、価格も様々になります。
同じものは二つとないのが本当の注文住宅、誰も適正価格をはっきり言えません。同じものがない以上、相場や最安値の比較もできません。車や家電品を購入するのとは根本的に違うのが、注文住宅の価格です。
注文住宅は家電品のように、単純に価格を比較することはできない。それでも、これだけお尋ねがあるのはなぜでしょう? おそらく、ハウスメーカーさんの営業政策、広告・宣伝の影響ではないかと思われます。特に◯◯◯万円の家といった、定価販売であるかのように見せかける、ローコスト住宅の宣伝が目立つので、なおさらです。
注文住宅の価格構造は 1、建物本体価格 2、付帯工事 3、設計・監理 4、その他諸経費 で構成されています。
といっても、何を建物本体価格に含めるか、どれをオプションにするかなどの明確な基準はありません。各社それぞれの思惑で計上しているのが実情です。
ところが、広告やTVの有料パブリシティ(商品紹介の体裁をとったタイアップ番組)は、建物本体価格、標準仕様(建物販売価格)だけを強調します。あたかもその価格で家を建てられるかのように。
実際、いかに大量生産のハウスメーカーさんでも、それぞれのケースで異なる、オプションや付帯工事の価格を示すことはできないのですが、これを注文住宅価格の相場と思ってはいけません。
また、注文住宅の価格を比較するとき坪単価で考えていませんか。坪単価×床面積=住宅建築費用(注文住宅の値段)とはなりません。(坪単価について詳しくは、こちらのページをご覧ください。この頃あまり見ない坪単価表示ですが、見かけの安値を強調するからくりの参考になります)
このページを見ておられる方なら、さすがに「お客様の喜びの声」なんていうのを、額面通りに受け取ることはないと思います。けれど、中には家づくり体験談ブログを装った、広告まがいのものまであります。ローコスト住宅を標榜する所によく見られますね。
余計な情報に惑わされて、判断を誤ることがないとは言い切れません。注文住宅の価格を比較するときは、やはり家づくりの専門家としての意見にも耳を傾けてもらいたいのです。
※建築予算の適切な配分、上手な節約法といった、費用とプランのコンサルティング(コストマネジメント)が、ハーティホームズのセカンドオピニオンです。〈注文住宅を建てる前に〉のページで、ハーティホームズの家づくりを詳しくご説明しています。
坪単価表示に始まり、建物本体価格にオプション、標準仕様・建物販売価格など、ますます分かりにくくなる(分かりにくくしている?)注文住宅の価格。
建物本体価格、標準仕様で契約する前に、注文住宅価格セカンドオピニオンを、一度ご検討ください。お客様にふさわしい注文住宅とはどういうものか、お話しできると思います。